ホイールサイズの味方

タイヤサイズも難しけどホイールサイズはもっと難しい?
そうですよね!?




例①
17×7J 114.3-5H OF38(乗用車サイズ)

■まず最初の「17」はホイールのインチです。17インチという意味です。
このサイズはタイヤのインチ(内径)と同じでなければ組み込むことはできません。
よく新車カタログに18インチ装着車などと書かれているのがこの数値です。
インチが大きくなればなるほど、ホイールの見た目が大きくなっていきます。

■次に、「7J」ですが、これはホイールの幅、太さ(リム幅)になります。
(単位はやはりインチですのでmmに計算するときは25.4をかけてください)
「J」に関してはリムの形状ですが、あまり種類はありませんので気にしなくてOKです。
細いホイールに太いタイヤを無理に組み込むと、エアーが入らなかったり、
タイヤが中心にならない(きれいに回らない)等の不具合が出る場合があります。
逆に太いホイールに細いタイヤを組むと、やはりエアーが入らなかったり、
通称引っ張りタイヤになります。
「引っ張りタイヤ」はエアーが少なく(低圧)になるとパンク(ビード落ち)しやすくなり、
ちょっとした段差などに乗り上げたり、引っかかったりすると走行不能になる危険があります。
タイヤサイズに合った適正リム幅をお選び下さい。

■次は「114.3」 この数値は取り付け穴のピッチ(穴と穴の間隔)で、PCDといいます。
主なPCDは、「100」「101.6」「110」「114.3」「120」など。
単位はmmです。
ATVなどにはもっといろいろなPCDがあります。
よく勘違いするのは、車両が4穴なので4穴のホイールなら装着できるだろう!と、
思いがちですが、PCDが違うと装着できません。

■「5H」は5穴(5ケツ)という意味で、取り付けの穴の数です。
これは車両をみれば簡単に分かります。(PCDに注意)
乗用車などは4穴、5穴、6穴が主流、ATVは4穴など、
ジャイロ系は3穴、6穴と4stジャイロは1穴(センター止め)です。

■最後の数値は「OF38」 この数値が一番難しい!!
オフセット+38という意味です。
このオフセット、(現在はインセットと呼ばれています)意外と重要なんです。
ホイールの太さ(リム幅)の中心が「±0」
その中心から取り付け位置(フランジ)が、外側(ディスク側)は+1~。
取り付け位置が車体側は-1~。
例①では「+38」ですので、
ホイールの中心より+38mm外側に取り付け位置があるという意味です。
分かりづらいですね。
簡単に言うと、「30」のホイールよりも「45」のホイールのほうが、
フェンダーより中側に引っ込むという事です。
逆ですと「50」のホイールより「38」のほうがフェンダーより出っ張る!です。
車両に合ったOF(オフセット)を選んでください。
最近ではこのオフセットをインセットと呼ぶことがあります。

例②
10×7.5J  100-4H OF-20

例②です。10インチのホイールで、太さ7.5J(7 1/2と表記する場合あり)。
PCDが100mmで4穴。
オフセットは-20。

□その他
乗用車の場合ですと、社外品アルミはセンターハブが、
いろいろな車種に合うように、大きく開いています。
しかし、ATVやその他の特殊な車種については、
センターハブの穴の大きさを予め測っておかないと、
装着できない物もあります。
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